エアコン交換の費用相場はいくら?工事費・追加費用・安く抑えるコツを解説

エアコン交換で一番気になるのは、「結局、全部でいくらかかるのか」という点ではないでしょうか。

家電量販店や通販サイトでエアコン本体の価格を見ても、それだけでは総額を判断できません。エアコン交換には、本体代のほかに標準工事費、既存エアコンの取り外し費用、リサイクル料金、追加工事費がかかることがあります。

特に、室外機の設置場所が特殊な場合や、エアコン専用コンセントがない場合は、想定より費用が高くなるケースもあります。

この記事では、エアコン交換にかかる費用相場をわかりやすく解説します。追加費用が発生しやすいケースや、費用を安く抑えるコツ、見積もりで確認すべきポイントも紹介します。

エアコン交換で後悔しないために、まずは「本体代だけでなく総額で見る」という考え方を押さえておきましょう。

Contents

エアコン交換の費用相場はいくら?

エアコン交換の費用は、部屋の広さやエアコンの能力、設置環境によって変わります。

一般的には、エアコン本体代に加えて、取り付け工事費や古いエアコンの取り外し費用が必要です。さらに、設置場所の条件によっては追加工事費が発生します。

エアコン交換費用は本体代と工事費の総額で考える

エアコン交換費用は、次のような項目を合計して考えます。

  • エアコン本体代
  • 標準工事費
  • 既存エアコンの取り外し費用
  • リサイクル料金・収集運搬料
  • 追加工事費

本体価格が安く見えても、工事費や追加費用を含めると総額が高くなることがあります。エアコン交換では、表示価格だけで判断せず、最終的に支払う金額を確認することが大切です。

6畳・8畳・10畳・14畳以上の費用目安

エアコン交換の総額は、部屋の広さに合うエアコンの能力によって変わります。以下は、本体代と標準的な工事費を含めた場合の目安です。

部屋の広さ 本体代の目安 工事費の目安 総額の目安
6畳 50,000円〜100,000円 15,000円〜30,000円 65,000円〜130,000円
8畳 70,000円〜130,000円 15,000円〜30,000円 85,000円〜160,000円
10畳 90,000円〜160,000円 15,000円〜35,000円 105,000円〜195,000円
14畳以上 120,000円〜250,000円 20,000円〜40,000円 140,000円〜290,000円

上記はあくまで目安です。高機能モデルを選ぶ場合や、追加工事が必要な場合は、総額がさらに高くなることがあります。

取り付けのみ・交換・移設で費用は変わる

エアコン工事には、主に「新規取り付け」「交換」「移設」の3パターンがあります。

新規取り付けは、新しいエアコンを設置する工事です。既存エアコンの取り外しがないため、交換より費用を抑えられる場合があります。

交換は、古いエアコンを取り外して新しいエアコンを設置する工事です。取り外し費用や処分費用が加わるため、新規取り付けより総額が高くなることがあります。

移設は、今使っているエアコンを別の部屋や別の住宅へ移す工事です。取り外し、運搬、再取り付けが必要になるため、設置環境によって費用が変わります。

エアコン交換費用の内訳

エアコン交換費用を正しく判断するには、見積もりの内訳を理解しておくことが重要です。

ここでは、エアコン交換で発生しやすい費用項目を順番に解説します。

エアコン本体代

エアコン本体代は、部屋の広さ、メーカー、グレード、省エネ性能によって変わります。

6畳用のシンプルなモデルであれば比較的安く購入できます。一方で、14畳以上の広い部屋に対応するモデルや、自動お掃除機能、省エネ機能、空気清浄機能が付いたモデルは高額になりやすいです。

ただし、安さだけでエアコンを選ぶのはおすすめできません。部屋の広さに対して能力が足りないエアコンを選ぶと、冷暖房効率が悪くなります。結果として、電気代が高くなる可能性もあります。

標準工事費

標準工事費とは、一般的な条件でエアコンを取り付けるための基本工事費です。

標準工事に含まれる内容は業者によって異なります。見積もりを確認するときは、「どこまでが標準工事に含まれているのか」を必ず確認しましょう。

標準工事に含まれる主な作業

一般的な標準工事には、以下のような作業が含まれることが多いです。

  • 室内機の設置
  • 室外機の設置
  • 配管パイプの接続
  • ドレンホースの接続
  • 配管穴のパテ埋め
  • 真空引き作業
  • 試運転

標準工事の範囲内で収まる場合、追加費用は発生しにくくなります。

標準工事に含まれない可能性がある作業

一方で、次のような作業は追加費用になる場合があります。

  • 配管パイプの延長
  • 新しい配管穴の穴あけ
  • 化粧カバーの取り付け
  • 室外機の屋根置き・壁面設置・天吊り設置
  • エアコン専用コンセントの増設
  • 100Vから200Vへの電圧切り替え
  • 高所作業

標準工事の条件から外れると、当日に追加費用が発生することがあります。事前に写真や設置状況を伝えると、費用のズレを減らしやすくなります。

既存エアコンの取り外し費用

エアコン交換では、古いエアコンの取り外し作業が必要です。

取り外し費用は、設置状況によって変わります。室外機がベランダや地面に置かれている場合は比較的作業しやすいです。しかし、屋根置きや壁面設置などの場合は作業の難易度が上がります。

見積もりを見るときは、取り外し費用が含まれているかを確認しましょう。取り外し費用が別料金になっている場合、総額が想定より高くなることがあります。

リサイクル料金・収集運搬料

古いエアコンを処分する場合は、リサイクル料金や収集運搬料がかかります。

リサイクル料金はメーカーによって異なる場合があります。さらに、業者が古いエアコンを回収する場合は、収集運搬料が別途かかることがあります。

見積もりでは、リサイクル料金と収集運搬料が含まれているか確認しましょう。「処分費込み」と書かれていても、どこまで含まれているかは業者によって異なります。

追加工事費

追加工事費は、標準工事だけではエアコンを設置できない場合に発生する費用です。

追加工事が必要かどうかは、家の構造や設置場所によって変わります。特に、室外機の設置場所、配管の長さ、専用コンセントの有無は費用に影響しやすいポイントです。

エアコン交換で追加工事費がかかるケース

エアコン交換では、工事当日に追加費用が発生するケースがあります。

ここでは、追加工事費がかかりやすい代表的なケースを紹介します。

配管穴を新しく開ける場合

エアコンの配管を通す穴がない部屋では、壁に穴を開ける工事が必要です。

木造住宅の壁であれば対応しやすいケースが多いです。しかし、コンクリート、タイル、ALCなどの壁材では、専用工具や追加作業が必要になることがあります。

賃貸住宅やマンションでは、勝手に穴を開けることはできません。工事前に、管理会社や大家へ確認しましょう。

配管パイプを延長する場合

室内機と室外機の距離が離れている場合は、配管パイプの延長が必要です。

たとえば、2階の部屋にエアコンを設置し、室外機を1階の地面に置く場合は、配管が長くなりやすいです。配管が長くなるほど、材料費と作業費が追加されます。

化粧カバーを取り付ける場合

化粧カバーは、配管をきれいに見せたり、紫外線や雨風から配管を守ったりするための部材です。

外壁の見た目を整えたい場合や、配管の劣化を抑えたい場合は、化粧カバーの取り付けを検討するとよいでしょう。ただし、標準工事には含まれないことが多いため、見積もりで確認が必要です。

室外機を特殊な場所に設置する場合

室外機の設置場所によっても、追加費用は変わります。地面置きやベランダ置きであれば標準工事に収まりやすいですが、特殊な設置方法では別途費用が発生しやすくなります。

設置方法 特徴 注意点
屋根置き 屋根の上に室外機を設置する方法 高所作業になりやすく、作業費が上がりやすい
壁面設置 外壁に金具を取り付けて室外機を設置する方法 外壁の強度確認が必要
二段置き 室外機を上下2段で設置する方法 専用架台の設置や交換が必要になる場合がある
天吊り設置 ベランダ上部などに室外機を吊るす方法 マンションでは管理規約の確認が必要

室外機の設置場所は、工事費だけでなくメンテナンス性にも関わります。費用だけで決めず、今後の使いやすさも含めて相談しましょう。

屋根置き

屋根置きは、屋根の上に室外機を設置する方法です。

作業員が屋根上で作業するため、通常の地面置きよりも施工難易度が高くなります。屋根材の状態によっては、設置できない場合もあります。

壁面設置

壁面設置は、外壁に専用金具を取り付けて室外機を設置する方法です。

外壁の強度が不足している場合は、設置できないことがあります。工事前に、設置場所の状態を確認してもらいましょう。

二段置き

二段置きは、室外機を上下に並べて設置する方法です。

設置スペースを有効活用できる一方で、専用架台が必要です。既存の架台を再利用できるかどうかで費用が変わります。

天吊り設置

天吊り設置は、ベランダの天井部分などに室外機を吊るす方法です。

マンションで採用されることがありますが、管理規約で制限されている場合もあります。事前に管理会社へ確認しましょう。

エアコン専用コンセントを増設する場合

エアコンには、専用コンセントが必要なケースがあります。

専用コンセントがない部屋では、分電盤から専用回路を引く工事が必要になることがあります。これは電気工事にあたるため、対応できる業者へ依頼する必要があります。

100Vから200Vへ電圧を切り替える場合

大型エアコンでは、200Vの電源が必要になることがあります。

部屋のコンセントが100Vの場合、エアコンの仕様に合わせて電圧切り替え工事が必要です。ただし、分電盤の状況によっては対応できないケースもあります。

隠蔽配管に対応する場合

隠蔽配管とは、壁や天井の中に配管が通っている状態です。

見た目はすっきりしますが、通常の露出配管よりも施工が難しくなります。既存配管の状態によっては、新しいエアコンを取り付けられない場合もあります。

隠蔽配管の住宅では、事前に対応可能な業者へ相談しましょう。

高所作業や搬入作業が必要な場合

高所作業が必要な場合や、室外機の搬入経路が狭い場合も追加費用が発生することがあります。

特に、3階以上の部屋、狭い階段、室外機の吊り上げ作業が必要な住宅では、通常より作業時間が長くなりやすいです。

エアコン交換費用が高くなりやすい家の特徴

エアコン交換費用は、家の状況によって大きく変わります。

ここでは、費用が高くなりやすい住宅の特徴を紹介します。自宅に当てはまる項目がないか確認してみましょう。

室内機と室外機の距離が離れている

室内機と室外機の距離が離れていると、配管パイプの延長が必要になります。

標準工事で対応できる配管の長さは、業者によって決まっています。その長さを超えると、1mごとに追加費用がかかることがあります。

2階の部屋に設置して室外機を1階に置く

戸建て住宅では、2階の部屋にエアコンを設置し、室外機を1階に置くケースがあります。

この場合、配管が長くなりやすく、高所作業も必要になることがあります。標準工事に収まらない可能性があるため、事前見積もりが大切です。

壁がコンクリート・タイル・ALCなど特殊な素材

配管穴を開ける壁の素材が特殊な場合、通常より工事費が高くなることがあります。

コンクリートやタイルの壁は、穴あけに専用工具が必要です。建物の構造によっては、穴あけ自体ができない場合もあります。

専用コンセントがない

エアコン専用コンセントがない場合は、電気工事が必要になることがあります。

古い住宅では、エアコン用の専用回路が用意されていないケースもあります。安全に使用するためにも、電気設備の確認は欠かせません。

古い住宅で分電盤やブレーカーの確認が必要

築年数が古い住宅では、分電盤やブレーカーが現在のエアコンに対応していない場合があります。

エアコンは消費電力が大きい家電です。容量が不足している状態で使うと、ブレーカーが落ちやすくなるだけでなく、安全面でも不安が残ります。

賃貸住宅やマンションで管理会社の許可が必要

賃貸住宅やマンションでは、エアコン交換前に管理会社や大家の許可が必要になることがあります。

特に、配管穴の新設、室外機の設置場所変更、外壁へのビス打ちなどは、勝手に行うとトラブルにつながります。工事前に、管理規約や契約内容を確認しましょう。

エアコン交換費用を安く抑えるコツ

エアコン交換費用は、工夫次第で抑えられる場合があります。

ただし、安さだけを優先すると、施工品質や保証面で後悔することもあります。費用を抑えながら、安心して依頼するためのポイントを見ていきましょう。

複数の業者から見積もりを取る

エアコン交換では、複数の業者から見積もりを取ることが大切です。

1社だけでは、その金額が高いのか安いのか判断しにくいです。2〜3社ほど比較すると、費用相場や工事内容の違いが見えやすくなります。

繁忙期を避けて依頼する

エアコン工事は、夏前から真夏にかけて依頼が集中します。

繁忙期は予約が取りづらく、希望日に工事できないことがあります。急ぎでなければ、春や秋など比較的落ち着いた時期に交換を検討するとよいでしょう。

必要な機能に絞ってエアコンを選ぶ

エアコン本体代を抑えるには、必要な機能に絞って選ぶことも大切です。

自動お掃除機能や高性能な空気清浄機能は便利ですが、その分本体価格は高くなります。寝室や子ども部屋など、使用頻度が限られる部屋では、シンプルなモデルでも十分な場合があります。

既存の配管カバーや架台を再利用できるか確認する

既存の配管カバーや室外機の架台が使える場合は、追加費用を抑えられる可能性があります。

ただし、劣化している部材を無理に再利用すると、後から不具合が出ることがあります。再利用できるかどうかは、業者に確認してもらいましょう。

取り外しと取り付けを同じ業者に依頼する

既存エアコンの取り外しと新しいエアコンの取り付けは、同じ業者に依頼するとスムーズです。

別々の業者に依頼すると、日程調整の手間が増えます。万が一トラブルが起きたときも、責任の所在がわかりにくくなる可能性があります。

地域密着の電気工事会社に相談する

地域密着の電気工事会社は、住宅の構造や地域の施工事情に詳しい場合があります。

特に、専用コンセントの増設や分電盤の確認が必要なケースでは、電気工事までまとめて相談できる業者が安心です。

費用だけでなく、現地状況に合わせて柔軟に対応してくれるかどうかも、業者選びの重要なポイントです。

エアコン交換はどこに依頼する?依頼先別の特徴

エアコン交換の依頼先には、家電量販店、ネット通販と工事業者の組み合わせ、地域の電気工事会社などがあります。

それぞれにメリットと注意点があるため、自分の状況に合う依頼先を選びましょう。

依頼先 メリット 注意点
家電量販店 本体購入から工事までまとめて依頼しやすい 追加工事や持ち込み品の対応に制限がある場合がある
ネット通販+工事業者 本体を安く購入しやすい 工事業者を自分で探す必要がある
地域の電気工事会社 現地状況に合わせて相談しやすい 業者によって対応範囲や料金に差がある

どの依頼先にも特徴があります。大切なのは、費用だけでなく、工事範囲や保証内容まで比較することです。

家電量販店に依頼する場合

家電量販店は、エアコン本体の購入から工事まで一括で依頼しやすい点がメリットです。

一方で、標準工事から外れる作業は追加費用になることがあります。また、ネット通販などで購入したエアコンの持ち込み工事には対応していない場合もあります。

ネット通販で購入して工事業者に依頼する場合

ネット通販では、エアコン本体を安く購入できる場合があります。

ただし、工事業者は自分で探す必要があります。本体の配送日と工事日がずれると、保管場所に困ることもあります。

地域の電気工事会社に依頼する場合

地域の電気工事会社は、設置場所の状況に合わせて相談しやすい点が強みです。

エアコン専用コンセントの増設、電圧切り替え、分電盤の確認など、電気工事を含む相談が必要な場合にも向いています。

費用だけでなく対応範囲まで比較することが大切

エアコン交換では、単純な金額の安さだけで依頼先を決めないようにしましょう。

確認すべきポイントは、次のとおりです。

  • 標準工事に含まれる内容
  • 追加工事の単価
  • 取り外し・処分費用の有無
  • 保証期間
  • 工事後の不具合対応

総額と対応範囲を比較すると、費用面でも安心面でも納得しやすくなります。

エアコン交換の見積もりで確認すべきポイント

エアコン交換で後悔しないためには、見積もり内容の確認が欠かせません。

ここでは、見積もり時に確認しておきたいポイントを紹介します。

標準工事に含まれる作業範囲

まず確認したいのは、標準工事に含まれる作業範囲です。

同じ「標準工事」と書かれていても、業者によって内容は異なります。配管の長さ、室外機の設置場所、穴あけの有無などを確認しましょう。

取り外し費用が含まれているか

エアコン交換では、既存エアコンの取り外しが必要です。

取り外し費用が見積もりに含まれているかを確認しましょう。別料金の場合、総額が上がる可能性があります。

リサイクル料金・収集運搬料が含まれているか

古いエアコンを処分する場合は、リサイクル料金や収集運搬料も確認が必要です。

「処分費込み」と書かれている場合でも、リサイクル料金まで含まれているかは業者によって違います。

追加工事費の単価

追加工事費は、工事内容ごとに単価を確認しましょう。

確認項目 確認する内容
配管延長 1mあたりの追加費用
穴あけ工事 壁材ごとの費用
化粧カバー 室内用・室外用の料金
専用コンセント増設 配線工事を含めた費用
室外機の特殊設置 屋根置き・壁面設置・天吊りなどの料金

追加工事の単価を事前に把握しておくと、当日の費用トラブルを防ぎやすくなります。

当日に追加料金が発生する条件

見積もり時には、当日に追加料金が発生する条件も確認しましょう。

たとえば、配管が想定より長い場合や、壁の内部に問題が見つかった場合は、追加費用が発生することがあります。

事前に写真を送れる場合は、室内機の設置場所、室外機の設置場所、コンセント、分電盤の写真を共有するとよいでしょう。

保証やアフター対応の有無

エアコン交換では、工事後の保証も重要です。

保証期間、保証対象、連絡先を確認しましょう。工事後に水漏れや冷暖房の不具合が起きた場合、すぐに相談できる業者だと安心です。

エアコン交換の流れ

初めてエアコン交換を依頼する場合、工事の流れがわからず不安に感じる方もいるでしょう。

一般的な流れを知っておくと、問い合わせから工事当日までスムーズに進めやすくなります。

1. 問い合わせ・見積もり依頼

まずは、業者へ問い合わせをします。

問い合わせ時には、以下の情報を伝えると見積もりがスムーズです。

  • 設置する部屋の広さ
  • 既存エアコンの有無
  • 室内機の設置場所
  • 室外機の設置場所
  • エアコン専用コンセントの有無
  • 希望する工事日
  • 現地写真

情報が多いほど、見積もりの精度は高くなります。

2. 現地確認または写真での状況確認

業者は、現地確認または写真で設置状況を確認します。

室外機の置き場所、配管ルート、コンセント、分電盤の状況などを確認し、追加工事の有無を判断します。

3. 既存エアコンの取り外し

交換当日は、まず古いエアコンを取り外します。

冷媒ガスを室外機に回収する作業を行い、室内機、室外機、配管を取り外します。取り外したエアコンは、回収や処分の流れに進みます。

4. 新しいエアコンの取り付け

次に、新しいエアコンを取り付けます。

室内機を壁に固定し、配管やドレンホースを接続します。室外機を設置した後、配管をつないでいきます。

5. 真空引き・試運転・仕上がり確認

配管接続後は、真空引き作業を行います。

真空引きは、配管内の空気や水分を取り除くための重要な作業です。その後、試運転を行い、冷暖房の効きや水漏れの有無を確認します。

最後に、仕上がりや操作方法を確認して工事完了です。

エアコン交換費用に関するよくある質問

ここでは、エアコン交換費用に関するよくある質問に回答します。

エアコン交換は全部でいくらかかりますか?

エアコン交換の総額は、部屋の広さや機種、設置環境によって変わります。

目安としては、6畳用で65,000円〜130,000円程度、14畳以上では140,000円〜290,000円程度になることがあります。追加工事が必要な場合は、さらに費用がかかります。

エアコンの標準工事費とは何ですか?

標準工事費とは、一般的な条件でエアコンを取り付けるための基本工事費です。

室内機の設置、室外機の設置、配管接続、真空引き、試運転などが含まれることが多いです。ただし、業者によって範囲が異なるため、見積もり時に確認しましょう。

追加工事費は当日にならないとわかりませんか?

設置状況の写真や現地確認によって、事前にある程度は判断できます。

ただし、壁の内部や既存配管の状態など、当日にならないとわからない部分もあります。追加費用が発生する条件を、事前に確認しておくと安心です。

古いエアコンの取り外し費用はいくらですか?

古いエアコンの取り外し費用は、設置状況によって変わります。

室外機が地面やベランダにある場合は比較的安く済みやすいです。一方で、屋根置きや壁面設置などの場合は、作業費が高くなることがあります。

エアコンの処分費用はいくらですか?

エアコンを処分する場合は、リサイクル料金と収集運搬料がかかります。

リサイクル料金はメーカーによって異なる場合があります。収集運搬料は業者ごとに違うため、見積もり時に確認しましょう。

賃貸でエアコン交換する場合、費用は誰が負担しますか?

賃貸住宅では、エアコンが部屋の設備として付いているか、入居者が自分で設置したものかによって負担者が変わります。

設備として設置されているエアコンの故障であれば、大家や管理会社が対応するケースがあります。入居者が自分で設置したエアコンの場合は、入居者負担になることが多いです。

判断に迷う場合は、工事前に管理会社へ確認しましょう。

配管穴がない部屋でもエアコンは交換できますか?

配管穴がない部屋でも、穴あけ工事ができればエアコンを設置できる場合があります。

ただし、建物の構造や管理規約によっては穴あけができないこともあります。賃貸住宅やマンションでは、必ず事前に許可を取りましょう。

エアコン交換は自分でできますか?

エアコン交換は、基本的に専門業者へ依頼することをおすすめします。

エアコン交換には、冷媒配管の接続、真空引き、電気工事など専門的な作業が必要です。施工不良があると、水漏れや冷暖房の不具合につながる可能性があります。

安全に長く使うためにも、経験のある業者へ相談しましょう。

まとめ|エアコン交換費用は本体代だけでなく総額で比較しよう

エアコン交換費用は、本体代だけでは判断できません。

実際には、標準工事費、既存エアコンの取り外し費用、リサイクル料金、収集運搬料、追加工事費まで含めた総額で確認する必要があります。

特に、配管延長、室外機の特殊設置、専用コンセントの増設、電圧切り替えが必要な場合は、費用が高くなりやすいです。

費用を抑えたい場合は、複数の業者から見積もりを取りましょう。そのうえで、標準工事に含まれる内容や追加工事の単価、保証の有無まで比較することが大切です。

エアコン交換は、夏や冬の快適さを左右する大切な工事です。金額の安さだけで選ばず、設置環境に合わせて丁寧に対応してくれる業者へ相談しましょう。

正確な費用を知りたい場合は、設置場所の写真や現在のエアコンの状況を伝えたうえで、まずは見積もりを依頼することをおすすめします。

SUPERVISOR

この記事の監修者

松ヶ谷電気 代表 松ヶ谷 健

松ヶ谷 健(まつがや たけし)

松ヶ谷電気 代表

千葉県出身。平成20年に第二種電気工事士免状を取得。大手空調メーカー「ダイキン」の技術講習を修了した「ルームエアコン据付マスター」としての顔も持つ。

令和5年には千葉県知事より登録電気工事業者の登録を受け、地元・佐倉市を中心に、電気設備・空調設備の専門家として安全で確実な施工を提供している。長年の現場経験に基づいた、技術者目線の正確かつ分かりやすい情報発信を心掛けている。

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保有資格

  • 第二種電気工事士
  • 登録電気工事業者(千葉県知事登録 第20230204号)
  • ダイキン ルームエアコン据付マスター