電気工事会社の選び方|失敗しないためのチェックポイントと依頼前の注意点

電気工事会社を選ぶとき、最初に見るべきポイントは「料金の安さ」ではありません。

もちろん、工事費用は大切です。できるだけ安く済ませたいと考えるのは自然なことです。

しかし、電気工事は住まいの安全に関わる工事です。コンセントの増設、照明交換、ブレーカー工事、分電盤工事などは、施工内容によって感電や火災のリスクにもつながります。

だからこそ、電気工事会社を選ぶときは、資格・施工実績・見積もりの明確さ・保証内容を確認することが重要です。

この記事では、電気工事会社の選び方をわかりやすく解説します。依頼先の種類、避けた方がいい業者の特徴、費用相場、依頼から施工完了までの流れも紹介します。

「どこに頼めばいいかわからない」と迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

Contents

電気工事会社を選ぶ前に知っておきたい依頼先の種類

電気工事を依頼できる先は、電気工事会社だけではありません。町の電気屋、家電量販店、ホームセンター、マッチングサイトなども選択肢になります。

ただし、依頼先によって得意な工事や対応範囲は異なります。まずは、それぞれの特徴を理解しておきましょう。

電気工事会社・町の電気屋・家電量販店・ホームセンターの違い

主な依頼先ごとの特徴は、以下の通りです。

依頼先 特徴 向いている工事 注意点
電気工事会社 電気工事を専門にしている会社 配線工事、分電盤工事、コンセント増設、照明工事など 会社ごとに対応範囲や料金が異なる
町の電気屋 地域密着で相談しやすい 照明交換、スイッチ交換、家電まわりの相談など 大規模な工事に対応できない場合がある
家電量販店 家電購入とあわせて依頼しやすい エアコン設置、家電設置に伴う簡易工事など 実際の施工は提携業者が行うことが多い
ホームセンター 店舗で相談しやすい 簡単な交換工事、設備まわりの工事など 専門的な配線工事は対応外の場合がある
マッチングサイト 複数の業者を比較しやすい 小規模工事、近隣業者の比較など 業者によって品質に差がある

専門的な配線工事や分電盤工事を依頼する場合は、電気工事会社に相談すると安心です。一方で、照明交換や家電設置に伴う簡単な工事であれば、町の電気屋や家電量販店も選択肢になります。

マッチングサイトで電気工事業者を探す方法

マッチングサイトを使うと、近くの電気工事業者を比較しながら探せます。口コミや料金を確認しやすい点はメリットです。

ただし、業者ごとに技術力や対応品質に差があります。マッチングサイトを使う場合は、以下の点を確認しましょう。

  • 施工実績が掲載されているか
  • 口コミや評価に不自然な点がないか
  • 電気工事士などの資格情報が確認できるか
  • 見積もりの内訳を説明してくれるか
  • 施工後の保証やアフターサービスがあるか

マッチングサイトでは、料金だけで比較しないことが大切です。安さだけで選ぶと、追加費用や施工後の対応で不満が残る可能性があります。

家庭向け工事と店舗・オフィス向け工事で依頼先は変わる

電気工事は、家庭向けと店舗・オフィス向けで必要な知識が変わります。家庭向け工事では、使いやすさや見た目の仕上がりが重要です。

一方で、店舗やオフィスでは、電気容量や配線計画、業務への影響も考える必要があります。

家庭向けに多い工事例

家庭では、以下のような電気工事が多く依頼されます。

  • コンセントの増設・交換
  • スイッチの交換
  • 照明器具の交換
  • エアコン専用コンセントの設置
  • インターホンの交換
  • ブレーカー交換
  • 防犯カメラの設置
  • EVコンセントの設置

住宅の電気工事では、建物の構造によって工事方法が変わります。壁や天井の中に配線を通せるかどうかも、現地で確認する必要があります。

店舗・オフィス・工場で多い工事例

店舗やオフィス、工場では、家庭よりも電気容量や安全性が重視されます。よくある工事は以下の通りです。

  • 分電盤工事
  • 電源増設
  • 照明設備工事
  • LAN配線
  • 防犯カメラ設置
  • 動力設備工事
  • 店舗改装に伴う電気工事
  • オフィスレイアウト変更に伴う配線工事

店舗やオフィスの工事では、営業中の作業可否や停電時間の調整も重要です。法人向けの施工実績がある電気工事会社を選ぶと、工事中のトラブルを減らしやすくなります。

失敗しない電気工事会社の選び方7つのポイント

電気工事会社を選ぶときは、料金だけで判断しないことが大切です。

安く見える見積もりでも、必要な作業が含まれていなければ、あとから追加費用が発生する可能性があります。ここでは、失敗を防ぐために確認したい7つのポイントを紹介します。

1. 電気工事士などの有資格者が在籍しているか確認する

電気工事会社を選ぶときは、まず資格の有無を確認しましょう。

電気工事には、電気工事士などの資格が必要な作業があります。資格を持たない人が対応すると、施工不良や事故につながるおそれがあります。

確認したい資格や登録情報は、主に以下の通りです。

  • 第一種電気工事士
  • 第二種電気工事士
  • 登録電気工事業者
  • 建設業許可が必要な規模の工事に対応できるか

一般住宅のコンセント工事や照明工事では、第二種電気工事士が関わるケースが多くあります。ビルや工場などの大きな設備では、第一種電気工事士など、より専門的な資格が必要になる場合があります。

公式サイトに資格情報が掲載されていない場合は、問い合わせ時に確認しましょう。

2. 依頼したい工事と近い施工実績があるか確認する

電気工事会社によって、得意な工事は異なります。

たとえば、エアコン工事が得意な会社もあれば、ブレーカー工事や店舗の配線工事を得意とする会社もあります。依頼したい工事と近い実績がある会社を選ぶと、提案や施工がスムーズです。

施工実績を見るときは、以下の点を確認しましょう。

  • 施工写真が掲載されているか
  • 工事内容が具体的に書かれているか
  • 対応エリアが自宅や店舗に近いか
  • 同じような建物での施工経験があるか
  • 工事前後の違いがわかりやすいか

「電気工事なら何でも対応」と書かれていても、実際の施工内容がわからない場合は注意が必要です。施工事例がある会社は、技術力や対応範囲を判断しやすくなります。

3. 口コミ・評判・地域での対応実績を確認する

口コミや評判も、電気工事会社を選ぶときの参考になります。

特に地域密着型の会社であれば、近隣エリアでの対応実績を確認しやすいです。実際に依頼した人の声を見ることで、対応の丁寧さや説明のわかりやすさを判断できます。

口コミを確認する場所は、以下の通りです。

  • Googleマップの口コミ
  • 公式サイトのお客様の声
  • 施工事例ページ
  • SNSの投稿
  • 地域での紹介や評判

ただし、口コミだけで判断するのは避けましょう。口コミはあくまで参考情報です。資格、実績、見積もり内容もあわせて確認することが大切です。

4. 現地調査を行ったうえで見積もりを出してくれるか確認する

電気工事の費用は、現地の状況によって変わります。

コンセントを増設する場合でも、分電盤からの距離、壁の構造、配線を隠せるかどうかによって作業内容が異なります。そのため、現地調査をせずに正確な金額を出すのは難しいケースがあります。

現地調査では、主に以下の点を確認します。

  • 分電盤の状態
  • 配線ルート
  • 設置場所
  • 壁や天井の構造
  • 電気容量
  • 追加工事の必要性

現地調査を丁寧に行う会社は、追加費用や施工トラブルを防ぎやすいです。反対に、現場を見ずに安さだけを強調する業者には注意しましょう。

5. 見積もりの内訳が明確か確認する

見積もりのわかりやすさは、電気工事会社を選ぶうえで重要です。

見積もりの内訳が不明確だと、あとから「追加費用が必要です」と言われる可能性があります。依頼前に、どの作業にいくらかかるのかを確認しましょう。

確認項目 チェック内容
作業費 どの作業に対する費用か明確か
材料費 使用する部材や数量がわかるか
出張費 別途費用がかかるか
追加工事費 どのような場合に追加費用が発生するか
処分費 古い設備や部材の処分費が含まれているか
保証内容 工事後の保証があるか

見積もりを見るときは、総額だけではなく内訳を確認しましょう。内訳が明確であれば、他社との比較もしやすくなります。

「一式」表記が多い見積もりには注意

見積もりに「電気工事一式」とだけ書かれている場合は、内容を詳しく確認しましょう。

一式表記がすべて悪いわけではありません。ただし、作業範囲がわかりにくいと、あとから追加費用が発生したときにトラブルになりやすいです。

たとえば、以下のような見積もりは注意が必要です。

  • 電気工事一式:50,000円
  • 材料費一式:30,000円
  • 諸経費一式:20,000円

このような表記がある場合は、何の作業が含まれているのかを確認しましょう。材料の種類や追加費用の条件も聞いておくと安心です。

出張費・材料費・追加工事費の有無を確認する

工事費だけを見て契約すると、想定外の費用が発生することがあります。見積もりを見るときは、以下の項目も確認しましょう。

  • 出張費はかかるか
  • 現地調査は無料か
  • 見積もり後のキャンセル料はあるか
  • 材料費は見積もりに含まれているか
  • 夜間・緊急対応の割増費用はあるか
  • 壁や天井の補修費は含まれているか

料金の説明が丁寧な会社は、施工後のトラブルも起こりにくいです。わからない点は、契約前に必ず確認しましょう。

6. 質問への説明が丁寧で、対応が誠実か確認する

問い合わせ時の対応も、電気工事会社を選ぶ判断材料になります。

電気工事は専門用語が多い分野です。依頼者にとっては、何が必要な工事なのか判断しにくいことがあります。そのため、わかりやすい言葉で説明してくれる会社を選ぶことが大切です。

以下のような対応をしてくれる会社は、安心して相談しやすいです。

  • 質問にわかりやすく答えてくれる
  • 工事内容を具体的に説明してくれる
  • メリットだけでなく注意点も教えてくれる
  • 無理に契約を急かさない
  • 返信や連絡がスムーズ
  • 現地調査や見積もりの流れを説明してくれる

電気工事は、依頼者と業者の認識がずれると仕上がりにも影響します。問い合わせ時点で不安を感じる場合は、別の会社にも相談してみましょう。

7. 保証・アフターサービス・保険加入の有無を確認する

電気工事は、施工して終わりではありません。

工事後に不具合が出た場合、すぐに相談できる会社であれば安心です。保証やアフターサービスの有無は、契約前に確認しましょう。

確認したい内容は以下の通りです。

  • 工事後の保証があるか
  • 保証期間はどのくらいか
  • 保証対象になる範囲はどこまでか
  • 不具合時の連絡先が明確か
  • 損害保険に加入しているか
  • 施工後の点検や相談に対応してくれるか

保証内容が曖昧なまま契約すると、施工後に困る可能性があります。保証の対象範囲は、必ず事前に確認しておきましょう。

避けた方がいい電気工事会社の特徴

信頼できる会社を選ぶためには、避けた方がいい業者の特徴も知っておく必要があります。

ここでは、依頼前に注意したいポイントを紹介します。

資格や登録情報を確認できない

資格や登録情報を確認できない会社には注意しましょう。

電気工事には、資格が必要な作業があります。会社の公式サイトや見積もり時に資格情報を確認できない場合は、問い合わせ時に確認することが大切です。

特に、以下の情報が不明確な会社には注意が必要です。

  • 会社名
  • 所在地
  • 電話番号
  • 電気工事士の在籍有無
  • 登録電気工事業者の情報

会社情報がわかりにくい業者は、施工後の連絡が取りにくくなる可能性があります。安心して依頼するためにも、基本情報が明確な会社を選びましょう。

現地調査なしで正確な金額を断言する

現地調査をせずに正確な金額を断言する業者には注意が必要です。

電気工事の費用は、建物の構造や配線状況によって変わります。簡単な交換工事であれば概算を出せる場合もありますが、配線工事や分電盤工事では現場確認が重要です。

現地調査を行わないまま契約すると、施工当日に追加費用が発生する可能性があります。見積もり前に現場を確認してくれる会社を選びましょう。

見積もりの内訳が不明確

見積もりの内訳が不明確な会社も注意が必要です。

以下のような見積もりは、内容を詳しく確認しましょう。

  • 「一式」表記が多い
  • 材料費の内訳がわからない
  • 出張費や追加費用の説明がない
  • 工事範囲が曖昧
  • 口頭だけで見積もりを伝えられる

見積もりは、書面やメールで受け取るのがおすすめです。あとから内容を見返せるため、トラブル防止につながります。

極端に安い料金を強調している

料金が安いことは魅力です。しかし、極端に安い場合は理由を確認しましょう。

安すぎる料金には、以下のような理由が隠れている可能性があります。

  • 必要な作業が含まれていない
  • 追加費用が発生する前提になっている
  • 使用する部材の品質が低い
  • 保証やアフターサービスがない
  • 経験の浅い作業者が担当する

良心的な価格で対応している会社もあります。大切なのは、安さだけでなく、見積もり内容と施工品質をあわせて判断することです。

契約や即決を急かしてくる

「今日契約すれば安くします」「今すぐ工事しないと危険です」など、契約を急かす業者には注意しましょう。

電気設備に不具合があると、不安になるのは当然です。しかし、高額な工事ほど落ち着いて判断する必要があります。

不安をあおられた場合は、その場で契約しないことが大切です。可能であれば、複数の会社に相談して見積もりを比較しましょう。

保証内容や施工後の対応が曖昧

保証内容や施工後の対応が曖昧な会社も避けた方が安心です。

施工直後は問題がなくても、後日不具合が出ることがあります。そのときに保証がなければ、再度費用をかけて修理を依頼する必要が出るかもしれません。

契約前には、保証期間や保証対象を確認しましょう。口頭だけではなく、見積書や契約書に記載されているかも確認しておくと安心です。

電気工事の費用相場を工事内容別に確認しよう

電気工事の費用は、工事内容や現場の状況によって変わります。

ここでは、一般的な目安として工事内容ごとの費用感を紹介します。実際の金額は、現地調査と見積もりで確認しましょう。

工事内容 費用の目安 費用が変わるポイント
コンセント交換 数千円〜 既存交換か、新設か
コンセント増設 1万円台〜数万円程度 配線距離、壁の構造、専用回路の有無
スイッチ交換 数千円〜 スイッチの種類、配線状況
照明交換 数千円〜数万円程度 器具の種類、高所作業の有無
ブレーカー交換 数万円程度〜 分電盤の状態、電気容量
分電盤交換 数万円〜十数万円程度 回路数、契約容量、工事範囲
エアコン専用回路工事 数万円程度〜 分電盤からの距離、200V対応の有無
EVコンセント設置 数万円〜十数万円程度 配線距離、屋外工事、防水処理

同じ工事名でも、現場の状況によって金額は変わります。正確な費用を知りたい場合は、現地調査を依頼しましょう。

コンセント増設・交換の費用相場

コンセント交換は、既存のコンセントを新しいものに取り替える工事です。既存交換だけであれば、比較的シンプルな工事になることがあります。

一方で、コンセントを新たに増設する場合は、配線工事が必要です。分電盤から距離がある場合や、壁の中に配線を通す場合は費用が上がりやすくなります。

エアコンや電子レンジなど消費電力の大きい機器を使う場合は、専用回路が必要になることもあります。

スイッチ・照明交換の費用相場

スイッチや照明器具の交換は、工事内容によって費用が変わります。

既存の照明器具を新しいものに交換するだけであれば、比較的安く済むことがあります。ダウンライトの新設や配線変更が必要な場合は、費用が高くなりやすいです。

高所作業が必要な場所では、作業費が追加される場合もあります。

ブレーカー・分電盤工事の費用相場

ブレーカーや分電盤の工事は、安全性に関わる重要な工事です。

古い分電盤を使い続けていると、電気容量が足りなかったり、漏電時に安全装置が正しく働かなかったりする可能性があります。

頻繁にブレーカーが落ちる場合や、電気設備を増やしたい場合は、電気工事会社に相談しましょう。

エアコン・200V・専用回路工事の費用相場

エアコンを設置する際、専用コンセントや200Vへの切り替えが必要になる場合があります。

特にリビング用の大型エアコンでは、専用回路や200V対応が必要になることがあります。既存のコンセントが使えるかどうかは、現地調査で確認してもらいましょう。

電気工事の費用が変わる主な要因

電気工事の費用は、以下のような要因で変わります。

  • 配線距離
  • 壁や天井の構造
  • 露出配線か隠ぺい配線か
  • 使用する部材の種類
  • 追加工事の有無
  • 高所作業の有無
  • 夜間・緊急対応の有無
  • 屋外工事や防水処理の有無

費用を抑えるには、工事内容を事前に整理しておくことが大切です。写真を用意して相談すると、業者も状況を把握しやすくなります。

配線距離や壁・天井の構造

分電盤から設置場所までの距離が長いほど、配線材料や作業時間が増えます。そのため、費用も上がりやすくなります。

壁や天井の中に配線を通す隠ぺい配線は、建物の構造によって難易度が変わります。場合によっては、露出配線になることもあります。

部材の種類や追加工事の有無

コンセント、スイッチ、ブレーカーなどの部材には種類があります。

屋外用の防水コンセント、EV充電用コンセント、専用回路が必要な設備などは、一般的な部材より費用が高くなる場合があります。

緊急対応・夜間対応の有無

急な停電や電気トラブルで緊急対応を依頼する場合、通常料金より高くなることがあります。

夜間や休日の対応では、割増料金が発生する場合もあります。問い合わせ時に料金体系を確認しておきましょう。

電気工事会社に依頼する流れ

初めて電気工事を依頼する方は、どのような流れで進むのか不安に感じるかもしれません。

一般的には、問い合わせから現地調査、見積もり、契約、施工、確認という流れで進みます。

1. 工事内容を整理して問い合わせる

まずは、依頼したい工事内容を整理しましょう。

問い合わせ前に準備しておくとよい情報は、以下の通りです。

  • 工事したい場所
  • 希望する工事内容
  • 建物の種類
  • 現在困っていること
  • 希望する工事時期
  • 写真や動画
  • 駐車スペースの有無

写真があると、業者は状況を把握しやすくなります。ただし、写真だけでは判断できないこともあります。必要に応じて、現地調査を依頼しましょう。

2. 現地調査をしてもらう

問い合わせ後、必要に応じて現地調査を行います。

現地調査では、分電盤の状態、配線ルート、設置場所、電気容量などを確認します。正確な見積もりを出すためにも、現地調査は重要です。

3. 見積もり内容を確認する

現地調査後に見積もりを受け取ったら、金額だけでなく内訳も確認しましょう。

確認したいポイントは以下の通りです。

  • 工事内容が明確に書かれているか
  • 材料費や作業費の内訳があるか
  • 追加費用が発生する条件が書かれているか
  • 工事時間の目安がわかるか
  • 保証内容が記載されているか
  • 支払い方法が明確か

わからない点があれば、契約前に質問しましょう。質問への対応も、会社選びの判断材料になります。

4. 契約前に工事範囲・料金・保証を確認する

見積もりに納得したら、契約に進みます。

契約前には、以下の項目を確認しておきましょう。

確認項目 内容
工事範囲 どこまで作業してもらえるか
料金 見積もり金額から変更がないか
追加費用 どのような場合に発生するか
工事日 作業日時と所要時間
停電の有無 工事中に電気が使えなくなるか
保証 保証期間と対象範囲
支払い方法 現金、振込、カードなど

契約内容を曖昧にしたまま進めると、後からトラブルになる可能性があります。不安な点は、契約前に確認しましょう。

5. 工事当日は作業内容を再確認する

工事当日は、作業前に工事内容を再確認しましょう。

確認しておきたいことは、以下の通りです。

  • 施工箇所
  • 作業時間
  • 停電の有無
  • 騒音や作業スペース
  • 仕上がりのイメージ
  • 追加作業の可能性

作業前に認識を合わせておくと、仕上がりのズレを防ぎやすくなります。

6. 工事後に仕上がりと動作確認を行う

工事が完了したら、業者と一緒に仕上がりと動作確認を行いましょう。

確認するポイントは、以下の通りです。

  • コンセントやスイッチが正常に使えるか
  • 照明が問題なく点灯するか
  • ブレーカーが正常に動作するか
  • 配線やカバーの仕上がりに問題がないか
  • 工事箇所に傷や汚れがないか
  • 保証書や領収書を受け取ったか

気になる点があれば、その場で確認するのがおすすめです。工事後の確認を丁寧に行うことで、後日の不安を減らせます。

電気工事会社を比較するときのチェックリスト

電気工事会社を比較するときは、以下のチェックリストを活用しましょう。

確認項目 チェック内容
資格 電気工事士などの有資格者が在籍しているか
登録情報 登録電気工事業者などの情報が確認できるか
施工実績 依頼したい工事と近い事例があるか
口コミ 地域での評判や利用者の声が確認できるか
現地調査 現場を見たうえで見積もりを出してくれるか
見積もり 作業費・材料費・出張費が明確か
追加費用 追加費用が発生する条件を説明してくれるか
保証 工事後の保証やアフターサービスがあるか
対応 質問に丁寧に答えてくれるか
料金 安さだけでなく内容に納得できるか

このチェックリストを使うと、料金だけに偏らず総合的に比較できます。特に、資格・見積もり・保証は必ず確認しましょう。

資格・許可の確認項目

資格や登録情報は、安全な電気工事を依頼するために重要です。

以下の項目を確認しましょう。

  • 電気工事士が在籍しているか
  • 工事内容に合った資格を持っているか
  • 登録電気工事業者か
  • 会社の所在地や連絡先が明確か
  • 必要に応じて建設業許可があるか

資格情報が公式サイトにない場合は、問い合わせ時に確認してください。信頼できる会社であれば、必要な情報を丁寧に説明してくれるはずです。

見積もりの確認項目

見積もりは、費用トラブルを防ぐために必ず確認しましょう。

特に、以下の項目を見ておくと安心です。

  • 作業費
  • 材料費
  • 出張費
  • 処分費
  • 追加費用
  • キャンセル料
  • 支払い方法
  • 保証内容

見積もりがわかりにくい場合は、遠慮せず質問しましょう。質問に対する説明の丁寧さも、会社選びの重要な判断材料です。

施工実績・口コミの確認項目

施工実績や口コミを見ると、その会社の得意分野や対応の丁寧さがわかります。

以下の点を確認しましょう。

  • 施工写真があるか
  • 工事内容が具体的に書かれているか
  • 対応エリアが近いか
  • 口コミに対応の丁寧さが書かれているか
  • 悪い口コミへの対応が誠実か

良い口コミだけでなく、低評価への返信内容も確認しましょう。会社の対応姿勢が見えやすくなります。

保証・アフターサービスの確認項目

施工後の不具合に備えて、保証内容も確認しましょう。

確認したい項目は以下の通りです。

  • 保証期間
  • 保証対象
  • 不具合時の連絡先
  • 再訪問の費用
  • 保険加入の有無
  • 工事後の相談対応

保証があるかどうかだけでなく、どこまで対応してくれるのかを確認することが大切です。

問い合わせ対応の確認項目

問い合わせ時の対応は、施工時の対応にもつながりやすいです。

以下のような点を確認しましょう。

  • 返信が早いか
  • 説明がわかりやすいか
  • 専門用語をかみ砕いてくれるか
  • 質問に丁寧に答えてくれるか
  • 契約を急かさないか
  • 不明点を曖昧にしないか

安心して任せられる会社かどうかは、最初の対応から判断できます。

電気工事会社の選び方でよくある質問

最後に、電気工事会社の選び方でよくある質問に回答します。

電気工事会社は料金の安さだけで選んでもいい?

料金の安さだけで選ぶのはおすすめできません。

電気工事は安全性が重要です。資格、実績、見積もり内容、保証の有無まで確認して選びましょう。安く見えても、追加費用が発生したり保証がなかったりする場合があります。

電気工事士の資格はどう確認すればいい?

まずは、公式サイトに資格情報が掲載されているか確認しましょう。

記載がない場合は、問い合わせ時に「電気工事士の方が対応しますか」「登録電気工事業者ですか」と確認するのがおすすめです。工事内容によって必要な資格が変わる場合もあります。

相見積もりは何社くらい取るべき?

相見積もりは、2〜3社を目安に取ると比較しやすいです。

ただし、単純に一番安い会社を選ぶのは避けましょう。見積もりの内訳、現地調査の丁寧さ、保証内容、対応の誠実さまで比較することが大切です。

小さな工事ならホームセンターでも問題ない?

工事内容によります。

照明器具の交換や簡単な設備交換であれば、ホームセンターや家電量販店でも依頼できる場合があります。一方で、配線工事や分電盤工事、専用回路の増設などは専門的な知識が必要です。

安全性を重視するなら、電気工事会社に相談すると安心です。

近くの電気屋と専門の電気工事会社はどちらがいい?

小さな相談や家電まわりの工事であれば、近くの電気屋も相談しやすい選択肢です。

一方で、配線工事、ブレーカー工事、EVコンセント設置、店舗・オフィスの電気工事などは、施工実績のある電気工事会社に依頼するのがおすすめです。

工事後に不具合が出た場合はどうすればいい?

まずは、施工した電気工事会社に連絡しましょう。

連絡する際は、工事日、工事内容、不具合の状況、写真や動画を用意しておくとスムーズです。保証期間内であれば、保証対象になるか確認しましょう。

まとめ|電気工事会社は資格・実績・見積もり・保証を確認して選ぼう

電気工事会社を選ぶときは、料金の安さだけで判断しないことが大切です。

確認すべきポイントは、資格・施工実績・見積もりの明確さ・保証内容です。特に、コンセント増設、ブレーカー交換、分電盤工事、配線工事などは安全性に関わります。

また、現地調査を行ったうえで見積もりを出してくれるかも重要です。追加費用の条件を説明してくれる会社であれば、施工後のトラブルを防ぎやすくなります。

信頼できる電気工事会社を選べば、工事後も安心して暮らせます。複数の会社を比較しながら、資格・実績・料金・保証に納得できる電気工事会社へ依頼しましょう。

SUPERVISOR

この記事の監修者

松ヶ谷電気 代表 松ヶ谷 健

松ヶ谷 健(まつがや たけし)

松ヶ谷電気 代表

千葉県出身。平成20年に第二種電気工事士免状を取得。大手空調メーカー「ダイキン」の技術講習を修了した「ルームエアコン据付マスター」としての顔も持つ。

令和5年には千葉県知事より登録電気工事業者の登録を受け、地元・佐倉市を中心に、電気設備・空調設備の専門家として安全で確実な施工を提供している。長年の現場経験に基づいた、技術者目線の正確かつ分かりやすい情報発信を心掛けている。

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保有資格

  • 第二種電気工事士
  • 登録電気工事業者(千葉県知事登録 第20230204号)
  • ダイキン ルームエアコン据付マスター